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スピリチュアルカウンセリングで人生が変わらない本当の理由

はじめに


15年間、数多くの方々のスピリチュアルカウンセリングに携わってきた中で、よくこんなお声を耳にします。

「何度もカウンセリングを受けているのに、人生が変わらないんです」
「運気が好転すると言われたのに、現実は何も変わっていません」そんなあなたの気持ち、よく分かります。
私もこのスピリチュアルという世界を知る前まで、幾度も“変わらない現実”に苦しんだ経験があります。
期待を持ってカウンセリングを受けたのに、思ったような変化が起きないと、落胆してしまいますよね。
でも、安心してください。それには明確な理由があるのです。

 

変化が起きない5つの原因

 

1. 「聞くだけ」で終わってしまっている

 

カウンセリングで受け取ったメッセージやアドバイスを「なるほど」と聞いて終わりにしていませんか?

スピリチュアルカウンセリングは、情報を受け取ることがゴールではありません。その情報をもとに、あなた自身が行動を起こすことで初めて、現実が動き始めるのです。

高次元からのメッセージも、高次の存在からの導きも、それを受け取って「行動」に移して初めて、現実という形になります。

 

2. すぐに結果を求めすぎている

 

私たちは現代社会に生きているため、どうしても即効性を求めてしまいます。しかし、人生の変化には「種まきの時期」と「収穫の時期」があります。今日蒔いた種が明日花を咲かせることはありません。

カウンセリングで受け取った気づきや癒しは、あなたの深い部分で確実に作用しています。表面的な変化が見えなくても、内側では着実に変容が起きているのです。

 

3. 依存の状態になっている

 

「次のカウンセリングで答えを教えてもらおう」 「カウンセラーに解決してもらおう」

このように、外側に答えを求め続けていると、あなた本来のパワーが発揮されません。

スピリチュアルカウンセリングの本質は、あなた自身の内なる力を目覚めさせることです。カウンセラーはそのきっかけを与える存在であり、実際に人生を創造するのはあなた自身なのです。

 

4. 変化への恐れを手放せていない

 

人は意識では変化を望んでいても、無意識では現状維持を望んでいることがあります。なぜなら、変化には未知への不安が伴うからです。「本当に変わってしまったら、今の人間関係はどうなるだろう」 「成功したら、今度は失うことが怖い」

こうした深層心理のブレーキが、変化を妨げていることがあります。

 

5. エネルギーの使い方が間違っている

 

カウンセリング後に、過去の問題を繰り返し思い出したり、「どうせ私なんて」とネガティブな思考に戻ったりしていませんか?

せっかく浄化されたエネルギーも、古いパターンに戻ってしまえば、また元の状態に戻ってしまいます。

 

6. 貫く意志が本物ではない

 

「私は本当に変わりたいんです」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。

でも、その言葉と行動が一致していないケースがあまりにも多いのです。

 カウンセリングを受けた直後は意欲に満ちているのに、数日後には元の習慣に戻ってしまう。新しい実践を始めても、結果が出る前に「やっぱり無理」と諦めてしまう。まるで、種を蒔いて翌日に「芽が出ない」と掘り返してしまうようなものです。

 実が熟す前に木を切り倒してしまっては、収穫は得られません。本当の変化には、継続する覚悟と、結果が見えない時期を耐え抜く忍耐が必要なのです。「変わりたい」という願望と、「変わる」という決意は、まったく別のものなのです。

7. 願望が曖昧で抽象的すぎる

 

「幸せになりたい」「成功したい」「運気を上げたい」—こうした願いは素晴らしいのですが、あまりにも抽象的すぎます。

 高次元からのサポートを受け取るには、あなた自身が明確な意図を持つ必要があります。あなたの「幸せ」とは具体的にどんな状態ですか?「成功」とはあなたにとって何を意味しますか?曖昧な願望は、曖昧な結果しか生み出しません。

 

 まるで、地図も持たずに「どこか良い場所に行きたい」と言っているようなものです。目的地が明確でなければ、高次元も、そしてあなたの潜在意識も、どこに導けばいいのか分からないのです。
 例えば、将来一人で生きるのは寂しいから結婚したい、パートナーが欲しいという願いがあるとします。ただこれだけでは、たとえ結婚やパートナーができることが叶ったとしても、その後、一般的にいう幸せというものに至るかどうかまでは保証されません。
高次元としては、現実として、結婚したい、パートナーが欲しい~という願望は叶いましたね?ということになる訳です。
スピリチュアル的には、ここからが肝心なのです。

8. 内側ばかり見て、行動しない

 

 瞑想を繰り返し、自分と向き合い、内なる声を聞く~これらは確かに大切です。しかし、内側に答えを探し続けるだけで、実際には何も行動していない方がいます。カウンセリングを何度も受け、本を読み漁り、次々と違うセッションを求めて「スピリチュアルジプシー」になってしまう。これは一見、熱心に見えますが、実は「動くことへの恐れ」の現れなのです。

 

 内側を見つめることは種を蒔くこと、行動することは水をやり育てることです。どちらか一方だけでは、花は咲きません。

 真の変化は、内なる気づきと外への行動が一つになった時に起こります。ずっと準備ばかりしていては、人生という舞台に立つことはできないのです。

 

 

最も大切なこと

 

 14年間の経験から、確信を持ってお伝えできることがあります。

 スピリチュアルカウンセリングは魔法ではありません。しかし、魔法のような変化を起こす「きっかけ」にはなります。

 変化を起こすのは、カウンセラーでも、高次元でもありません。あなた自身です。カウンセリングで受け取った光を、日常の中でどう輝かせるか。それは、あなたの選択と行動にかかっています。

 もし今、「何も変わっていない」と感じているなら、それは失敗ではありません。むしろ、あなたが次のステージに進む準備ができているサインかもしれません。だからこそ、今日から、ほんの少しでいいので、何かを変えてみてください。
 その小さな一歩が、やがて人生を大きく変える奇跡の始まりとなるでしょう。


あなたの魂には、すでに全ての答えがあります。 私はただ、あなたがそれを思い出すお手伝いをしているだけなのです。

 

光と愛をこめて